2度目のハーフ

三重県鳥羽市相差町で行われた「石神さん女子マラソン」に参加してきました。
 
女性の願いを一つ叶えてくれるという、石神さん(神明神社)にはお参りしませんでしたが、予想に反して素晴らしい大会であり、且つ、私のようなお気楽さの抜けないランナーにレベルの低さという現実を突きつける、厳しいコースを設定された大会でした。
 
スタート・ゴール会場の目の前に広がる海。キメの細かい砂浜、透き通った水にテンションが上がります。
コーヒーでも飲みながら、ボ~っと座っていたい・・・。

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朝から牡蠣のふるまいが!岩がき協同組合さんが絶え間なく大量の真牡蠣を焼いていきます。
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レースの前に牡蠣って、普段なら考えられないけれど
湯気にのって流れてくる磯の薫りに、迷いなく順番待ちの列に並びました。
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美味しかった。 
 
500人規模の大会なのでスタート直後もスムーズに進み、女子ばかりで何だか華やかで明るい雰囲気。
リラックスして走ろう~と思いきや・・・
 
アップダウンの連続、長い急勾配、平地なんて無いに等しかったのです。昨年に出た、いびがわマラソンよりキツいコースでした。
数キロ走って既に余裕を無くしてしまい、後半は上り坂で何度も歩いてしまいました。脚が動かないというよりも心肺がついていかず、ペースを落としても息が整いませんでした。
 
タイムは前回から若干上がっただけ。歩いたのだから後退してしまったとも言えますね。
苦しかったけれど、終ってみて、自分の為になったと感じました。如何に日々のトレーニングで負荷をかけなさすぎか痛感し、メンタルの面でもまだまだ私は弱いんだな、とも。
 
 
地元の方々の応援や運営は、人数はこじんまりとしているけれども、暖かくて、素朴で、優しいものでした。
 
ハイタッチしながら「ホレ、あと少し!ここはキツいコースやろー」と笑うオジサンや、目の前で歩いてしまった私に、本気で心配そうに「ガンバッテ~・・・」と声をかけてくれる小さな女の子。根性の足りない私を応援してくれてありがとうございました。
 
第一回だし、HPも全然更新されないし、運営大丈夫かなーなんて疑ってごめんなさい。
地元らしい魅力溢れる大会運営でした。こなれていない感じがかえって心地よかったです。
 
駐車場から会場までのシャトルバスは地元の旅館のマイクロバスでした。乗り場から離れた所で歩いている参加者の側で往路も復路も数度も停車し、「乗ってきます?」と声をかける運転スタッフの方に、来年以降もこの感じが変わらないといいなあ、と思いました。
 
コースの合間に望める、水平線やアオサの養殖場になっている入り江の澄んだ景色、「ランナーを応援してくださ~い」とアナウンスする町内放送、山間の静けさの中の鳥のさえずり、容赦ない上り坂で生まれる見知らぬランナー同士の連帯感(愚痴)。
 
楽しませて頂きました。出て良かった。