父のこと 何を思い走ってきたの?

日曜日、名古屋城へ走りに行きました。

身の程知らずなのは重々承知の上で、来月初ハーフを控えている為、週末は最低10km走らなければとこの日も張り切ってスタートしたのですが・・・
よく晴れて暑かったせいなのか、慣れない朝勉(強)のせいなのか、情けないかな5kmを越えた辺りで
(もーーーヤダ。疲れた。)と弱気に。公園内の周回コースに飽きてきてしまい、ここからお堀の周りに出ました。
 
うっっ、西日がきつい。
 
今日はお気に入りの名古屋城コースの写真を何枚か撮っておこうと思っていたのに、全く気持ちの余裕なし。
 
モチベーションが上がらないまま、撮った唯一の写真。

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西北隅櫓(せいほくすみやぐら)です。西北の隅にある櫓です。第二次世界大戦の空襲で天守閣などは焼失して再建されていますが、この櫓は築城当時の原型をとどめている重要文化財です。他の隅櫓も今度確認しよう・・・
 
 
10kmが非常に長く感じた日でした。でも、こんな日も必要なんだ、とも思えました。いつももっと楽に走れるのに、ってレース中も感じるかもしれない。その時に心折れないように、練習で楽しく思えない日も諦めず走り続けなくては。
 
 
60半ばの父が先日、10kmのレースに出て、タイムは47分だったそう。今まで、父の走る距離やタイムなんて気にしたことなかった。
私が子供の時から、近所を走るか、プールへ行くか、が日課だった父。一時、トライアスロンに挑戦したこともあった。家族で応援しに行ったことはあったけれど、当時少しもスポーツに興味がなかった私には「よくやるな~」ぐらい。
 
思い出してみても、父が楽しそうに運動していたのか覚えがなくて、黙々とトレーニングをする(そして前後には室内で自己流の珍妙な体操をしていた)姿にしか見えなかった。
 
家族で車で外出した帰り、「俺はここから走って帰る」って言ったり(大体30kmぐらいの距離)、京都で二条城の入場待ちをしているときに「まだ入るまでに時間かかるから周り走ってくるわ」って言って皆に『一周だけにしてよっ!』と念を押されたり(そういえばこの時は走り終えた時嬉しそうな顔していた気がする)、ちょっと変わってると思っていました。
 
父は走ることが好きなのだろうか。何が父を走ることに駆り立てているのだろう。毎日、毎日。
家族の話では、来年3月の名古屋シティマラソンに向けて「張り切ってるんじゃない?」とのこと。
目標タイムとか、あるのだろうか。そんな話、したことない。
今度会ったら、マラソンの話ふってみよう。